1年の中で紫外線がピークになるのは何月?
気象庁のデータによると、3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えています。1日の中では、10時頃から14時頃までが最も強いとされています。また、日本では南へいくほど紫外線は強くなりますので、充分な対策を心がけましょう。
紫外線の強さに時間をかけたものが紫外線量になります。従って、弱い紫外線でも長い時間浴びた場合の紫外線量は、強い紫外線を短時間浴びた場合と同じになることもありますので注意が必要です。
紫外線の種類には何があるの? その影響は?
紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類があります。
地上に到達するのが「UV-A」と「UV-B」で、「UV-C」はオゾン層で吸収されてしまうため、地上には到達しません。
「UV-A」は波長が最も長く真皮まで届いて肌の老化を進めシワやたるみの原因になるといわれています。
「UV-B」はサンバーンといわれ炎症を引き起こし赤くなったり火照ったさせます。メラニンと言われる色素を増加させてシミやそばかすの原因となります。
さらに驚きなのが目に紫外線が入ると紫外線を浴びていないほかの部位の肌まで日焼けやシミが…
紫外線対策には99%以上カットのグラス、日傘、帽子は必須
メガネやサングラスは必ず、紫外線カット率99.9%以上、紫外線透過率0.1%以下のタイプを着用するのがいいそうです。何と色は薄いめを選びます。濃い方が紫外線カットになると思っている人は多いのですが、それは間違いだそうで、目には暗いところでは瞳孔(どうこう。黒い瞳の部分)を開いてより多くの光を取り込み、明るいところでは瞳孔を小さくして取り込む光の量を減らすというしくみがあります。濃い色をかけるとより多くの紫外線が網膜まで達することになって危険なそうで。
また、目が長く紫外線にさらされると、中高年がなりやすい「白内障」という目の病気の原因になることもわかっています。
紫外線は一年中、降り注いでいることを忘れずに、外出時は効用があるメガネかサングラス、日傘、帽子、ウエアを着用して、肌にはクリームを塗ることを生活習慣にしたいものです。